プライオリティ・パス付きクレジットカード全26枚を紹介

プライオリティ・パス会員になるなら、プライオリティ・パスの公式サイト(http://www.prioritypass.jp/JP/index.cfm)から正規料金で普通に申し込むよりもプライオリティ・パスの会員権(メンバーシップ)が「カード特典」として無料で付くクレジットカードを取得する方が安く済みます。

以下で紹介する「26枚」が、プライオリティ・パスの最上級のメンバーシップ「プレステージ会員」の権利が毎年、無料で付帯するクレジットカードです。

プレステージ会員になると、世界約148カ国の約600都市にある1,300カ所以上の「VIP空港ラウンジ」を何回でも無料で利用できます。「利用する航空会社、搭乗クラス」を問わず、です。LCC利用時でも使えます。

VIPラウンジ」というのは、主に航空会社が運営するマイレージ・プログラムの上級会員、ビジネスクラス・ファーストクラス利用者向けの空港ラウンジという意味です。通常、(食事として足るだけの)ホットミール/コールドミールが提供され、アルコールも基本無料です。一般的なゴールドカードに付帯する、ほぼ国内空港のみに限られた「空港ラウンジサービス」とは似て非なるものです。

「プレステージ会員」の正規料金469USドル(=65,600円)(※1ドル=140円で計算)ですから、年会費が正規料金と同程度、もしくはそれより安いクレジットカードというと、下表の上から「14枚」が該当します。

そのうち、JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールド会員で、2年連続でショッピング利用金額が100万円以上の人のみが招待されるカードですから、入会しようと思ってもすぐに入会できるわけではありません。同様に、入会にあたってカード会社からのインビテーション(招待状)が必要な楽天ブラックカード(楽天カード株式会社)、及び、ポルシェを購入しないと入会資格のないポルシェカード(株式会社アプラス)も、プライオリティ・パスを今すぐ必要としている方には不適当なカードです。

その結果、プライオリティ・パス付きのクレジットカードとしてお薦めなのは、以下の「10枚」ということになります。

これら10枚のカードの中から、どれを選ぶかが問題となります。

■年会費で選ぶなら

プライオリティ・パス維持費用最安値を目的とするなら、楽天プレミアムカードが最適です。新規入会キャンペーンのお陰で初年度は実質的にほぼ無料で試用できるでしょう。但し、家族カード会員はプライオリティ・パス発行対象外となる点に注意しましょう。空港ラウンジを家族連れで利用する場合は、同伴者1名につき同伴者料金として3,000円(税別)が必要となります。

■夫婦・カップルで海外旅行するなら

夫婦・カップルで海外旅行をされる機会が多い方は、家族カード会員もプライオリティ・パスを発行できるクレジットカードも参考にしてください(リンクをクリックすると該当箇所に飛びます)。

その中でも、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードJAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ三井住友VISAプラチナカードがおすすめです。

■家族で海外旅行するなら

3名以上の家族で海外旅行するなら、家族カード会員にもプライオリティ・パスを発行できることに加えて、同伴者も1名無料になるクレジットカードも考慮に入れてください。私が持っているアメックス・プラチナ・カードはまさにそういうカードです。当サイトから案内できる「ご紹介プログラム専用URL」から入会すると、公式サイトから入会した場合に比べて、20,000ポイント(=20,000マイル相当)多く入会特典が多く貰えます。

以下にプライオリティ・パス付きのクレジットカードをまとめました

カード名称 年会費(税抜) インビテーションの必要性 家族カード会員へのプライオリティ・パスの発行 海外旅行傷害保険 レストラン1名無料
楽天プレミアムカード 10,000円 不要 × 5,000万円 ×
JCBゴールド ザ・プレミア 15,000円 必要 × 最高1億円 ×
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
※家族会員にも無料配布
【期間限定】
最大で15,000円分のポイントが貰える!
20,000円 不要 最高1億円
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
※個人事業主・法人オーナーに最適
20,000円 不要 × 最高1億円 ×
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 20,000円 不要 × 最高1億円 ×
ポルシェカード 20,000円 必要 × 最高1億円
SBIプラチナカード
※新規申し込み受け付け停止
20,000円 不要 × 最高1億円
JCBプラチナ 25,000円 不要 × 最高1億円
Miles & More 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 28,000円 不要 最高1億円
JCBプラチナ法人カード
※個人事業主・法人オーナーに最適
30,000円 不要 × 最高1億円
楽天ブラックカード
※同伴者2名も無料
30,000円 必要 最高1億円 ×
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ
※家族会員にも無料配布
31,000円 不要 最高1億円
JAL・JCBカード プラチナ 31,000円 不要 × 最高1億円
TRUST CLUB プラチナ Visaカード 35,000円 不要 × 最高1億円
三井住友VISAプラチナカード 50,000円 不要 最高1億円
ラグジュアリーカード チタンカード 50,000円 不要 最高1億円
GINZA SIXカード プレステージ 50,000円 不要 最高1億円
JCB THE CLASS 50,000円 必要 × 最高1億円
ANA JCBカード PREMIUM 70,000円 不要 × 最高1億円
ANA VISAプラチナ プレミアムカード 80,000円 不要 最高1億円
ラグジュアリーカード ブラックカード 100,000円 不要 最高1億円
ダイナースクラブ プレミアムカード 100,000円 必要 最高1億円
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
※家族会員にも無料配布
※同伴者1名も無料
130,000円 必要 最高1億円
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
※家族会員にも無料配布
※同伴者1名も無料
150,000円 不要 最高1億円
ANA ダイナース プレミアムカード 155,000円 必要 最高1億円
ラグジュアリーカード ゴールドカード 200,000円 不要 × 最高1億円
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
※家族会員にも無料配布
※同伴者1名も無料
350,000円 必要 不明

家族カード会員も無料になるプライオリティ・パス

既に触れましたが、プライオリティ・パスのプレステージ会員無料の特典が付くクレジットカードは数多くありますが、基本的にプレステージ会員無料サービスが適用されるのは「カード本会員」のみです

一人旅する分には問題ありませんが、友人、家族とプライオリティ・パス提携ラウンジを利用する場合には、同伴者1名につき凡そ3,000円前後の同伴者料金がかかります。

例えば、家族4人でプライオリティ・パス提携のラウンジを利用する場合、カード本会員は無料となりますが、残りの3人については1人当たり凡そ3,000円、合計9,000円前後も必要となります。利用する気も失せるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、「家族カード会員」にもプライオリティ・パスのプレステージ会員無料サービスが提供されるクレジットカードです

年会費20,000円(税別)の三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、年会費31,000円(税別)のJAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナはお得です。

特に、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードについては、家族カード会員の年会費が1名分無料です。2名様以降については3,000円(税別)と低額です。お得な新規入会キャンペーンも見逃せません。

年会費(税別) 家族カード会員にも提供 家族カードの年会費(税別)
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 20,000円 1名無料
2名以降3,000円
SBIプラチナカード
※新規申し込み受け付け停止
20,000円 1名無料
2名以降5,000円
Miles & More 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 28,000円 1名無料
2名以降3,000円
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ 31,000円 15,500円
三井住友VISAプラチナカード 50,000円 無料
ラグジュアリーカード チタンカード 50,000円 15,000円
GINZA SIXカード プレステージ 50,000円 無料
ANA VISAプラチナ プレミアムカード 80,000円 4,000円
ラグジュアリーカード ブラックカード 100,000円 25,000円
ダイナースクラブ プレミアムカード 130,000円 無料
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 150,000円 4名まで無料
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 150,000円 4名まで無料

同伴者も無料になるプライオリティ・パス

ここで紹介するのは、「本会員」にも「家族カード会員」にもプライオリティ・パスのプレステージ会員無料の特典が付いた上に、同伴者」も1名まで無料になるクレジットカードです。

究極のプライオリティ・パス特典が付いたカードと言っていいでしょう。

アメックス・プラチナ・カード、ANAアメックス・プレミアムの2枚が該当します。

家族に家族カードを発行すれば、本会員、家族会員それぞれ同伴者1名まで無料となり、合計4人まで無料となりますね。

しかも、アメックス・プラチナ・カード、ANAアメックス・プレミアムともに、合計4枚まで、年会費無料で家族カードを発行できますよ。

アメックス・プラチナ・カードについては、当サイトからお得な「ご紹介プログラム専用URL」を案内することができます。

公式サイトから入会すると、入会特典は最大40,000ポイントですが、「ご紹介プログラム専用URL」から入会すると、最大60,000ポイント(=60,000マイル相当)になります。

詳しくは、アメックス・プラチナのプライオリティ・パスは「家族カード会員」「同伴者」も無料を御覧ください。

年会費(税別) 同伴者1名無料 家族カードの年会費(税別)
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 150,000円 4名まで無料
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 150,000円 4名まで無料

スタンダード会員に登録できるクレジットカード

前項で挙げた26枚は、プライオリティ・パスのメンバーシップの最上級ランク「プレステージ会員」に無料で登録できるクレジットカードでした。

ですが、プライオリティ・パスには3ランクあります。ここでは、最下級のランク「スタンダード会員」(年会費99USドル)に無料で登録できるカードを紹介しましょう。

スタンダード会員の場合、対象の空港ラウンジ利用1回ごとに都度利用料金27USドルの支払いが必要です。

カード名称年会費(税抜) 海外旅行傷害保険 コンシェルジュサービス インビテーションの必要性
アメリカン・エキスプレス・カード(※) 12,000円 最高5,000万円 × 不要
TRUST CLUB ゴールドカード 12,000円 最高7,000万円 × 不要
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(※)26,000円 最高1億円 × 不要

(※)ANA、デルタ航空、ザ・ペニンシュラ東京、スターウッドホテル&リゾートとの提携カードは対象外です。

ダイナースクラブカードの空港ラウンジ

ダイナースクラブカードにはプライオリティ・パスのサービスは付帯しません。

しかし、ダイナースクラブカードの利用できる空港ラウンジは世界約1,000ヶ所もあります。ほぼ国内のカードラウンジしか使えない一般的なゴールドカードのサービスとは比べるべくもありません。

ダイナースクラブカードの空港ラウンジサービスは準プライオリティ・パス的な内容を持っています。航空会社運営のVIPラウンジが数多く利用可能です。

成田、関西、中部、福岡の各国際空港にて大韓航空のKALラウンジを利用可能な点も付記しておきましょう。

家族カード会員も同様に空港ラウンジを利用できます。家族カードを携帯しない場合、同伴者扱いになり、同伴者料金が発生してしまいますのでご注意ください。

ANAダイナースカードなどの他の提携カードも同様のサービスを利用できます。

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのスカイチームラウンジ無料利用

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードには、プライオリティ・パスのサービスは付帯しませんが、入会特典として初年度、無条件で上級会員資格「ゴールドメダリオン」を取得することができます。このフリークエント・トラベラー特典を獲得するためには通常、メダリオン資格取得必要マイル(MQM=Medalion Qualification Miles)50,000マイル、もしくは、メダリオン資格取得対象区間(MQS=Medalion Qualification Segments)60区間が必要です。

「ゴールドメダリオン」有資格者は、スカイチームの「エリート・プラス」有資格者として遇せられ、スカイチーム加盟航空会社への搭乗時に、セキュリティライン優先アクセス、優先搭乗などの特典の他、スカイチーム加盟航空会社搭乗時に、搭乗クラスに関わらず、スカイチームラウンジを利用することができます。「デルタスカイクラブ」「チャイナ・エアライン・ラウンジ」「JALサクララウンジ」「KALラウンジ」などを自由に使うことができますので、その満足度はプライオリティ・パスを超えるといってもいいでしょう。

※利用できるラウンジは、搭乗する航空会社によって異なります。

なお、一般カードであるデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードに入会すると上級会員資格「シルバーメダリオン」が付与されます。シルバーメダリオンの特典はあまり旨味がないので、デルタ スカイマイル提携のアメリカン・エキスプレス・カードは、ANA提携のアメリカン・エキスプレス・カードと違い、ゴールドカードの方が人気があります。

このページの先頭へ